2012-10-03 Wed 23:13
個展期間中、数年分の「!」を使ったように思います。 苦手なんですよねスピード感が。 脳が疲れる。 さて、オメガアルゲアでの個展『幻球楼 ~ファントム・スフィア・ベルヴェデア~』の会期終了より何やかやでぼちぼち1ヶ月が経とうとしています。 今更ではございますが、ご来場くださいました皆様、誠にありがとうございました。 TwitterでのPOSTを拾ってまとめたものがございますので、会場の空気を一部でも味わっていただけるかと思います。 ●人形師 美少女 個展『幻球楼 ~ファントム・スフィア・ベルヴェデア~』関連ツイートまとめ あと、今回の出展作品のWeb図録も。 ●【『幻球楼』出展作品Web目録】 展示の構成について、少し振り返ってみたいと思います。 “人間存在を一個の文章とみなした上で、それを「球体=助詞」で区切り再構成する表現を通じて、現実へのアクセスの再構築を図る展示” が、展覧会コンセプトでした。 出展作品は球体関節人形9体・立体3点・イラスト4点・冊子1種類の、計16点でした。 立体作品の内1点はギャラリー側ではなく誘導の意味も込めてカフェダイナー側に展示してました。 ![]() イラストを除く、展示室内の12点(冊子は2冊展示してたので)は、概ね線対称の位置に展示していました。 左右対称または、前後対称。 配置自体は対象ですが、展示する作品によってアシンメトリを構成しました。 全体を太極図として構成し、白と黒の匣作品2点がそれぞれ、陰中の陽・陽中の陰と云う見立てでした。 正面の壇上を三尊が占め、本尊を子の方角と見たときに坤(ひつじさる・裏鬼門)の方角から艮(うしとら・鬼門)を覗くよう、人形の視点を体験する『導視管』を配置。 子を0度としたとき、艮は23.4度を中心とした方角帯。 地軸の傾きで出来た空隙により鬼(たましい)が入り込む方角です。 なんか道教と陰陽道と仏教混じってますがまぜこぜはぼくの趣味ですのでご容赦を。 ついでにぼくの球体関節人形全体に対する見立てはスーパーカミオカンデなので、人形それぞれも展示空間も、未知の粒子を観測するための装置でもあるのです。 さぁこんがらがってまいりました。 その辺のエッセンスを詰め込んだテキストとして、冊子『幻球楼 Phantom Sphere Belvedere』を作成し、50部限定(エディションナンバー入り)として販売していました。 本を介して繋がるコミュニティ空間であるオメガアルゲアの特性を活かして、展示の一部を持って帰ってもらおうという魂胆です。 魂胆て字面も結構好きなんですよねぼく。 ![]() 残部がいくらかありますので、こちらはオメガアルゲアさんで委託させてもらってます。 お求めの方はお早めにどうぞー。 今回は什器もゼロから制作(螺旋階段以外)しました。 螺旋階段はばらした状態でうちから持ち込み。 螺旋階段、貸し出しもしてますのでお気軽にご連絡くださいー。 アイコン作品・『忘却の残滓』は、球体関節人形界全般に対してのぼくの問い掛けです。 ![]() なぜ球体なのか。 穴の形も、構造も、全てに理由がある。 そうでなくてはならない。 なにかの反応が起こるとよいな。 さて、個展も無事に終わって今後の展開なのですが、来月10/20(土)15:00から開催の『STEAM GARDEN Episode:3 ~蒸気の国のアリス~』に出展致します。 ●STEAM GARDEN episode:3 蒸気の国のアリス ~Alice in steam world~ 蒸朧工房の新作はなんでしょかなんでしょか。 まだ構想段階ですが、何某かご用意できるかと。 あとは夏コミで好評だったリペイントマスクも販売予定ですー。 乞うご期待! |
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