2006-09-13 Wed 20:08
それはちょうど、自分を掻き混ぜるような行為なのだ。 他者を自分に近付ける。 自分を他者に近付ける。 どちらか、或いはその両方。 重ねては悔い、悔いては重ね。 離れ、欲し、求め、与えられ、奪い、失い、手放す。 溜まる澱、交接の残滓。 果てに我が手に残るところは限りなく少なく、身にも付けず、只管に吐き出してゆく。 精神の過食と拒食、華燭と虚飾、繰り返し、繰り返し、少しずつ、縋るように。 視線は遥かな高みの矩形の空と正円の天に向かい、例え体温の泥の中でのたうつとも。 この龍は臓腑の中、今まさに喰い破らんとうねり、唸り、吼ゆる。 喰らわせてやるものかよ。 敷き伏せて、御してくれよう。 そしてわたしは、指先から、龍を放つ。 それが、 つくるということだ。 |
◆大型犬さん そうですね、気象。 気のかたち。 更にフラクタルを思うなら、自らの内に円方を見つける作業は、天地と自分を繋げる脈を見立てる行為なのでしょう。 洋の東西問わず正方形と正円を取り込んだ図案や建造が多いのは、ひょっとしたら共時性・超自我に関わる事柄なのかも。 まぁ、定義し易く描き易い図形だった、と云うのが先ずは立つのでしょうが。 などと夢のないことも付け添えてバランス取り。 ・任意の点から等距離にある点の集合 ・4頂点の角度と4辺の長さが等しい四角形 うん、綺麗だ。 地から生じた龍が脈を為し、脈が風に流れる道筋を与え、風はやがて雲を呼び、その雲に乗って天へと昇る階とする。円形の天と四角い地の間を行来する現象に咒を架けた古の智慧なのでしょう。今の言葉で表すならば気象という字が当て嵌まるのやも。
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